シリア、化学兵器禁止条約の正式加盟国に

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シリアのアサド大統領。同国がOPCWに正式加盟した

シリアのアサド大統領。同国がOPCWに正式加盟した

(CNN) シリアは14日、化学兵器の廃棄を定めた化学兵器禁止条約の正式加盟国となった。同条約の加盟国でつくる化学兵器禁止機関(OPCW)によれば、シリア政府、反体制派とも協力的な姿勢を示しているという。

OPCWのウズムジュ事務局長はCNNの取材に対し、「シリアの化学兵器の保有量は相当量に上る」「今月中に、20カ所以上を少なくとも1度は訪れなければならない」と語った。さらに、製造施設も今月中に無能力化する必要があるという。

化学兵器は在庫の確認作業が済んだ後に、国外を含む安全な場所に移して廃棄する。

ウズムジュ事務局長は、世界の化学兵器は廃絶に近付いていると指摘。OPCWが把握している化学兵器はあと4~5年で廃棄できるとの見通しを示した。

ただし条約に加盟していない国がまだ6カ国あり、化学兵器の保有量なども分かっていない。

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