イスラエル首相、イラン対応で欧米批判 制裁強化を主張
(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は17日に放送されたCNNの番組で、イランの核開発を巡って欧米とイランが合意を目指していることを批判、目指すべきは合意ではなく制裁の強化だと主張した。
ネタニヤフ首相は対イラン制裁について、「イランの経済はまひに近い状態にある。そのプレッシャーを突然緩めれば、あなた方は失敗するだろう」と牽制(けんせい)した。
さらに、このまま合意すればイランはわずかな譲歩しかせず、核兵器製造能力は維持されると主張。そうなれば「軍事作戦しか選択肢がない事態に追い込まれるかもしれない」「つまり、あなた方が望まない事態に追い込まれかねない。もしも平和的解決を望むのであれば、やるべきことは制裁の強化だ」と訴えた。
ネタニヤフ首相は17日にフランスのオランド大統領と会談し、20日にはモスクワを訪れてプーチン大統領と会談予定。ケリー米国務長官が22日にイスラエルを訪問するとも語った。ただ、米国務省は現時点でこの予定については確認していない。