ローマ法王、中東訪問へ 今年5月に
(CNN) ローマ法王フランシスコは5日、今年5月に中東訪問を計画していることを明らかにした。
バチカン・サンピエトロ広場での毎週恒例の集いで、法王自身が発表した。5月24~26日に聖地エルサレムとヨルダン川西岸ベツレヘム、ヨルダンの首都アンマンを訪れるという。聖地を訪れるのは即位後初めて。エルサレムでは現地の全教会の代表者や東方正教会の総主教バルトロメオス1世らと会談すると述べた。
ちょうど50年前の1月5日には、当時の法王パウロ6世がエルサレムで東方正教会の総主教アテナゴラスと会談し、東西教会の長年の対立を解消した。その後、東西和解への動きが進んでいる。
イスラエルとパレスチナの対立が続く中東情勢を巡っては、米国が和平交渉の仲介に積極姿勢を示している。年明け早々に双方の指導者と会談したケリー米国務長官は、交渉が進展しているとの見方を示した。