南スーダン、政府と反乱軍が停戦合意
(CNN) 政府軍と反乱軍の交戦が続くアフリカ中部の南スーダン情勢をめぐり、同国政府と反乱軍側は23日、エチオピアの首都アディスアベバで停戦協定に調印した。
和平を仲介した東アフリカ諸国の地域機構「政府間開発機構(IGAD)」が発表した。調印から24時間後の24日に発効する。
停戦協定では、全ての軍事行動の即時停止と現在、展開している地点から部隊を動かさないことが定められている。
双方は一般市民への攻撃や強姦、性的虐待、拷問をしないことでも合意。遠隔地への人道援助のための補給ルートを開放することでも合意した。
また、周辺国や紛争当事者双方の代表からなる非武装の停戦監視団を設置することも決まった。
国連の潘基文(パンギムン)事務総長は、停戦合意が「南スーダンで苦しんでいる人々に明るいチャンスを与えること」を期待すると語った。
南スーダンでは昨年12月15日、マシャル前副大統領支持派によるクーデター未遂が発生した。これをきっかけに全国に戦闘が広がった。12月下旬の同国中部の要衝都市ボルを巡る攻防戦では一般市民1200~1400人が死亡したという。