中国で深刻化する留守児童問題 6100万人が「置き去り」に
こうした留守児童の欠乏感が将来、中国社会に暗い影を落とすのではないかと広く懸念されている。
当局はこれまでも施策を講じてきたが、イエ氏は、当局が留守児童の窮状を真剣に受け止めないかぎり、事態の好転は見込めないと警鐘を鳴らす。
冒頭のチェン氏は故郷の村にもどり、傷ついた娘に寄り添っている。春節(旧正月)が終わり広州の職場にもどる際は、娘も連れて行くと語っていた。母も仕事を辞め、育児に専念するという。
チェン氏は学校からの補償金1万元の受け取りを拒否。あくまで犯人が「正しい刑に処される」ことを望んでいる。