パスポートの謎深まる、イラン人がチケット購入か マレーシア機不明
(CNN) 消息を絶ったマレーシア航空機の乗客2人がオーストリア人とイタリア人から盗まれたパスポートを使い搭乗していた問題で、マレーシア政府は2人がクアラルンプールの空港で搭乗手続きをした際に採取した指紋の情報を各国の捜査当局に提供した。米連邦捜査局(FBI)も、この指紋をデータベースと照合している。
米当局者によれば、この男性2人の写真もマレーシア政府から米政府に提供された。米当局はテロ容疑者や搭乗禁止者リストと照合して調査する方針。
タイの警察によると、2人の航空券を購入したのはイラン人の男性で、この男性は、欧州に帰国する友人のために航空券を手配したと話しているという。予約はこの男性が電話で行い、代金は男性または別の人物が現金で支払った。
マレーシア航空当局によると、空港の防犯カメラに映っていた盗難パスポートの2人は、アジア系の顔立ちではなかったという。