航空当局、「何も見つかっていない」 マレーシア不明機
(CNN) 8日未明に上空を飛行中に消息を絶ったマレーシア航空機の捜索を巡り、マレーシア民間航空局のアザルディン局長は10日、記者団に対し、「機体どころか、機体からのものと思われる物体も何も見つかっていない」と語り、機体の残がいが発見されたとの一部報道を否定した。
飛行機のドアが見つかったと一部で報道されたが、アザルディン局長は「その報道はベトナム当局によって確認されたものではない」として、否定的な見方示した。飛行機の尾翼が見つかったとされる報道についても、事実ではないとした。
当局がつかんでいる唯一の手がかりは、南シナ海のトーチュー島の南約140キロの海域に、約10~14キロにわたって広がっていたとされる油膜の帯。油膜については検査が進められているという。
34機の航空機と40隻の船舶が捜索活動を行っているが、緊急信号も受信されていない。