CNNが伝えた東日本大震災と原発事故
原子力安全・保安院は18日、福島第一原発事故の原子力事象評価尺度(INES)をレベル4から、1979年の米スリーマイル島原発事故と同じレベル5に引き上げた。
INESの評価は4月12日、86年の旧ソ連・チェルノブイリ原発事故と同じレベル7まで引き上げられた。
野田佳彦首相は12月16日、「原発が冷温停止状態に達し、事故そのものは収束した」と発表した。政府の事故調査・検証委員会は12月26日に中間報告、12年7月23日に最終報告を発表した。
12年7月5日に発表された国会の事故調査委員会報告書は、原発事故は人災だったと断じた。
日本政府の推計によると、津波で生じたがれきのうち約500万トンが太平洋に流出した。このうち約7割は海底に沈み、残りの150万トンが海上を漂流しているとみられる。