CNNが伝えた東日本大震災と原発事故
USGSは14日、地震のマグニチュードを9.0に修正した。これは1900年以降に世界で起きた地震の中で4番目の規模に当たる。原発や火力発電所の停止にともない、東電管内ではこの日以降、計画停電が実施された。
福島第一原発では15日までに爆発が相次いだ。原子炉を冷やすため、海水の注水作業が続けられた。
16日には天皇が全国民に向けて異例のメッセージを出し、希望を捨てないよう呼び掛けた。枝野幸男官房長官はこの日の記者会見で、福島第一原発から20~30キロ圏内の放射線量は「ただちに人体に影響を及ぼす数値ではない」と報告した。
一方、米原子力規制委員会のグレゴリー・ヤツコ委員長は同日、議会での証言で、福島第一原発4号機の使用済み燃料プールの水がなくなっているとの見方を示し、放射線レベルへの強い懸念を示した。
自衛隊は17日、ヘリコプターによる空中放水を実施した。