カイロでデモ隊と治安部隊が衝突 記者含む3人死亡
(CNN) エジプトのカイロ東部で28日、ムスリム同胞団を支持するデモ隊と治安部隊が衝突し、20代の女性ジャーナリストを含む3人が死亡した。エジプト内務省が明らかにした。
エジプトの独立系新聞「アル・ダストゥール」の女性記者マヤダ・アシュラフさんは銃で撃たれ致命傷を負った。アシュラフさんは20代で、昨年、大学を卒業したばかりだったという。エジプト国営中東通信(MENA)は、アシュラフさんはデモ隊と治安部隊の衝突を取材中に殺害されたとしている。
エジプトのニュースサイト「アフラム・オンライン」によると、デモ隊は失脚したムルシ前大統領の支持者たちで、エジプトのシシ国防相(59)が今週、大統領選出馬のため辞意を表明したことに対し抗議していたという。
ジャーナリストの権利保護を目的とする非営利組織、ジャーナリスト保護委員会のシェリフ・マンスール氏は28日、エジプト政府に対し、アシュラフさんの死について独立した公平な捜査を行うよう求めた。