幼児の小便で警察沙汰、中国と香港が非難の応酬
6月1日から香港行きをボイコットしようと呼びかけた中国の人気サイトの投稿には、「我々本土の住民が何カ月も香港に行かなくなれば、戻って来てほしいと泣きつかれるだろう」「我々消費者は神だと見せつけよう」などのコメントが相次いだ。
これに対して香港のユーザーは、「あんた方のカネなど誰が気にするか」「約束を守ってもう香港には来るな」などと応酬している。
さらに、5月1日から始まる連休に香港の路上で子どもに用を足させて「香港の文明に宣戦布告を」と呼びかける投稿まで登場。対抗する香港側のユーザーは交流サイトのフェイスブックで、公共の場で用を足す子どもを見かけたら証拠として写真を撮るよう住民に呼びかけた。
中国のニュースサイトもこの問題を取り上げて読者にアンケート調査を実施。「本土の幼児が香港で用を足しているところを見つかって警察に通報されたことをどう思いますか」と問いかけた。
アンケートに回答した26万人のうち約40%は、「本土の人に対する香港住民の偏見」とみなし、「トイレに行列ができている場合、子どもに路上で用を足させても仕方がない」という回答も40%に上っている。