幼児の小便で警察沙汰、中国と香港が非難の応酬
(CNN) 中国本土から香港を訪れる観光客のマナーを巡って双方の感情的対立が激化し、ネット上で香港に対するボイコット運動や抗議運動の呼びかけが行われる騒ぎに発展している。
発端は、香港の路上で用を足したとされる幼児の動画がインターネットに出回ったことだった。CNNが入手した動画では、「警察を呼んだ」と怒鳴る香港住民と、「あんたの子は小便をしないのか」と言い返す父親が口論。母親はトイレがどこにあるのか分からなかったと弁明し、地元住民の中にも、「子どもを怖がらせるな。たいしたことじゃない」といさめる人もいた。
やがて警官が到着し、両親は盗みや暴行の疑いで一時拘束されたが、訴追は見送られた。
香港の法令では、特別な事情がない限り、保護者が公共の場で子どもに用を足させることは禁じられている。
この一件を巡りネット上では、「香港住民は思いやりがないと」非難する中国本土のユーザーと、「中国本土の住民は非文明的」と言い返す香港のユーザーとの応酬が過熱している。