親ロ派がウクライナ軍ヘリ撃墜、14人死亡
ウクライナ東部ドネツク(CNN) ウクライナのトゥルチノフ大統領代行は29日、同国東部ドネツク州スラビャンスク付近で軍用ヘリコプターが「テロリスト」に撃ち落とされ、少なくとも14人が死亡したと議会で述べた。
大統領代行によれば、ヘリコプターには交替要員の兵士が乗っていた。攻撃に使われたのはロシアのロケット弾発射装置だという。
親ロシア派の武装勢力の報道官は、自分たちがヘリコプターを撃墜したと発表。ヘリコプターはウクライナ軍が駐在する東部クラマトルスクから飛来してきたという。
またスラビャンスクの親ロシア派の「市長」を名乗る男は、26日以降行方不明になっている欧州安保協力機構(OSCE)の監視員4人の身柄を親ロシア派勢力が拘束していることを認めた。
男は4人を「交換材料」として使うつもりはなく、暫定政府に拘束されている親ロシア派を釈放させるために起こした事件ではないと述べた。また、時期は明らかにしなかったが4人を早期に釈放する意向を示した。