ウクライナ、軍事作戦を再開 東部で衝突
(CNN) ウクライナ軍は1日、親ロシア派武装勢力との停戦期限が切れたことを受け、同国東部で軍事作戦を再開した。
ウクライナ議会のトゥルチノフ議長は、新ロシア派勢力に対する「対テロ作戦」を再開したと議会に報告し、軍はテロリストの拠点に対する攻撃を実行してきたと述べた。
政府が一方的に宣言していた10日間の停戦は6月30日深夜で期限が切れ、ポロシェンコ大統領は停戦を延長しないと表明していた。
東部ドネツク州では1日、衝突が再燃した。アバコフ内相によると、ドネツク市内の警察本部の建物が武装勢力に襲撃され、警察官1人が死亡、数人が重傷を負った。
ドネツク州当局によれば、クラマトルスクでは軍が街の中心部を上空と地上から攻撃した。バス1台も攻撃されて4人が死亡、5人が負傷したとしているが、この攻撃を仕掛けたのが軍なのか武装勢力なのかは明らかにしていない。
治安当局者はCNNの取材に対し、治安部隊がスラビャンスク付近の町を奪還し、さらに2つの町の奪還を目指していると語った。