米欧首脳が電話会談、持続的な休戦の必要性を確認 ガザ情勢
(CNN) イスラエル軍とイスラム組織ハマスとの衝突が続くガザ情勢を巡って、オバマ米大統領とキャメロン英首相、メルケル独首相、オランド仏大統領、レンツィ伊首相が28日、電話会談を行い、持続的な休戦が必要だとする共通認識を確認。エジプト政府の仲介努力を支援することでも合意した。
国連安全保障理事会は28日午前0時から会合を開き、イスラエルとパレスチナの2国家共存による解決への支持を改めて表明した。パレスチナは安保理に、イスラエルの撤兵を求める決議を採択するよう求めていたが、これは実現していない。
ガザ北部では24日、住民の避難所となっている国連運営の学校がイスラエル軍によるとみられる砲撃を受け、16人が死亡、数百人が負傷している。
イスラエル軍の報道官は「学校のすぐ近くから対戦車ミサイルが発射されたため、その方向に数発の砲弾を撃ち込んだ。1発は学校の中庭に着弾したが、当時の映像では中庭に人はいなかった」と主張し、イスラエル側の責任を否定している。