インドとネパールで豪雨、死者150人超
(CNN) インドからネパールにかけてのヒマラヤ山脈周辺の一帯が豪雨による洪水に見舞われ、インド北東部で少なくとも56人が死亡、ネパールでは100人を超す死者が出ている。両国の当局者が18日に明らかにした。
インドでは洪水や豪雨により、同日までにウッタルプラデシュ州で28人、隣接するウッタラカンド州で22人、ビハール州で6人の死亡が確認された。
ウッタルプラデシュ州を流れるラプティ川は、前例のないレベルにまで水位が上昇しているという。
一方、ネパールは13日夜から15日夜にかけて西部の一部地域が豪雨に見舞われた。洪水や地滑りによる14日以来の死者は101人に達し、126人が行方不明になっている。
政府によれば、自宅が川に押し流されるなどして避難した住民は1万7000世帯に上る。災害対策当局によれば、避難した住民への救援物資の提供が政府にとって最大の課題になっているという。
当局者は、異常な豪雨のために鉄砲水が発生したと述べ、「予想できない事態だった」と語った。