不明マレーシア機搭乗者の口座から預金引き出す、2人逮捕
香港(CNN) 今年3月に行方不明となったマレーシア航空370便に関連し、マレーシアの警察は18日までに、同機に搭乗していた乗客乗員4人の銀行口座から金を盗んだとしてHSBCの行員1人とその夫を逮捕したと明らかにした。さらに事件に関係しているとみて、パキスタン国籍の人物1人の行方を追っているという。マレーシア国営メディアが報じた。
逮捕された2人は、口座から3万5000ドル(約350万円)を不正に引き出したとされる。銀行の口座からインターネットバンキングを通じて、別の口座に預金を移したという。被害に遭ったのは、中国人の乗客2人とマレーシア人の乗客1人、乗務員1人の口座。
HSBCのマレーシア支店はCNNの取材に対し、このような出来事が起きて大変遺憾に思うとし、遺族へ謝罪するとともに再発の防止に取り組むことを明らかにした。
マレーシア航空370便は3月8日、マレーシア・クアラルンプールを出発し、中国・北京へ向かっている最中に上空で消息を絶った。乗客227人と乗務員12人が搭乗していた。同機はインド洋に墜落したとみられている。