イラン西部でM6.2の地震、250人負傷 建物倒壊、停電も
(CNN) イラン西部を18日に襲ったマグニチュード(M)6.2の地震で、少なくとも250人が負傷した。地元当局によると、震源地付近では建物の倒壊や停電などの被害が広がっている。
米地質調査所(USGS)によると、M6.2の地震はイラクとの国境に近いアブダナンの南東約36キロの地点で発生した。震源の深さは約10キロ。続いて数回の余震に見舞われた。
国営イラン通信(IRNA)は地元の災害対策当局の話として、イラム州で少なくとも250人が負傷したと伝えた。特に8カ所の集落で住宅の半数あまりが倒壊するなど大きな被害が出ている。アブダナンでは水道や電気の供給が途絶え、電話線も寸断されているという。現時点で死者の情報は入っていない。
イラム州知事は、震源に近い地域では甚大な被害が予想されると語った。付近には石油の探査施設や精製施設がある。
USGSによれば、同州では17日にも、M4.8と5.0の地震が起きていた。