エボラ流行「予想より悪い」、コンゴでも13人死亡
(CNN) 米疾病対策センター(CDC)のフリーデン所長は27日、西アフリカのエボラ出血熱流行について「状況は思っていたよりもさらに悪い」との見方を示した。
フリーデン所長はリベリアの首都モンロビアでCNNの取材に答え、「この流行が長引くほど、ほかの国に輸出される危険性は高まる。世界が力を合わせてリベリアと西アフリカの支援に早く取り組むほど、安全は増す」と語った。
世界保健機関(WHO)によれば、昨年12月以来、リベリア、ギニア、シエラレオネ、ナイジェリアでの感染者は2600人を超え、死者は1500人に迫っている。
CDCは、シエラレオネに派遣していた職員が現地で行動を共にしていた別の医療従事者に陽性反応が出たことを受け、この職員をチャーター機で米国に帰国させたことを明らかにした。
職員は無事米国に到着し、現時点で発症はしていないが、エボラの潜伏期間とされる21日間、経過観察を続ける方針。
陽性反応が出た医療従事者は、治療のためドイツに搬送されたという。