御嶽山噴火、30人以上が心肺停止

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迫りくる噴煙、登山者が撮影

岐阜(CNN) 長野県と岐阜県にまたがる御嶽山(3067メートル)の噴火で、警察は28日、山頂付近で30人以上が心肺停止になっていると発表した。

当局によると、噴火当時200~250人の登山者がいたとみられる。大半は下山したとみられるが、行方不明者の正確な数はわかっていない。

長野県は先ごろ、25人以上が負傷し、うち10人が重傷と発表していた。同県王滝村は、山小屋に退避した人のうち少なくとも11人が負傷したと述べた。

同日朝には警察や消防、自衛隊からなる350人あまりの救助隊が2手に分かれて御嶽山に入り、捜索・救助活動を行った。ヘリコプターでの負傷者の搬送も行われた。

御嶽山の周辺では、噴火後大量の火山灰が降った。王滝村によると、降灰が40~50センチに達した地域もあるという。

気象庁は御嶽山の噴火警戒レベルを平常時の「1」から入山規制をする「3」に引き上げた。今後数日の間に再び大きな噴火が起きる可能性があるとして、警戒を呼びかけている。

米スミソニアン協会の世界火山学プログラムによると、御嶽山は1979年に大規模な噴火をした後、84年、91年、2007年にも小規模な火山活動があった。

今回の噴火で空の便にも遅れなどの影響が出ている。

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