不在1カ月を過ぎた金正恩氏、失脚説も 北朝鮮
専門家のゴードン・G・チャン氏はニュースサイトのデイリービーストで「金正恩氏は失脚したのか」とする説を展開した。「10月10日の朝鮮労働党創立記念日に誰が登場するかが注目される」と同氏は述べ、「現時点では金正恩氏が相当の権力を失い、近いうちに、あるいは既に、名目だけの指導者と化す兆候がある」とした。
金正日氏を支持していた脱北者の男性は先週の時点で、正恩氏は既に傀儡(かいらい)と化し、正日氏時代の「組織指導部」が実権を握っていると語った。
別の専門家も、組織指導部が相当の権力を握っているとの見方に同意する。北朝鮮にいる欧州の外交官の間では、正恩氏が組織指導部に失脚させられたとの憶測が飛び交っていると話す専門家もいる。