台湾の行政院長が引責辞任、地方選での大敗受け
(CNN) 29日投開票の台湾統一地方選で与党国民党が大敗したことを受け、江宜樺(チアンイーホワ)・行政院長(首相)は同日、辞任を表明した。
地方選では国民党が得票率40%強にとどまったのに対し、野党民進党が47%の票を獲得した。
台湾はここ数年、中国との間で経済関係の改善を進めてきた。しかし馬英九(マーインチウ)政権が昨年、中国とサービス貿易協定を結んだことに対し、中小企業への打撃や中国の影響力増大を懸念する抗議の声が集中。今年春にはデモ隊が立法院(国会に相当)を占拠し、「ひまわり革命」と呼ばれる運動に発展した。