自家醸造の酒を飲んで69人死亡 モザンビーク
(CNN) アフリカ南部モザンビークの村で、自家醸造の酒を飲んだ住民69人が死亡し、約200人が下痢などの症状を示していることが分かった。
国営ラジオによると、住民らは9日深夜、葬儀帰りに立ち寄った地区で「フォンベ」と呼ばれる酒を飲んだ。フォンベはモロコシやトウモロコシのふすま、砂糖を原料に醸造される。
地元の病院には翌朝以降、死者の遺体が運び込まれ、下痢や筋肉の痛みを訴える患者が押し寄せた。
当局は問題の酒が入っていた容量210リットルのたるからサンプルを採取し、国立研究所へ送って分析している。
遺体は集団葬儀の後、埋葬された。現地の医療チームを助けるため、同国の保健相が医師団とともに現地へ向かっているという。