英国でエボラ熱診断の看護師、容体が改善
ロンドン(CNN) 西アフリカ・シエラレオネから英国へ帰還した後でエボラ出血熱と診断され、重体に陥っていた女性看護師の容体が改善したことが分かった。入院先の病院が12日に発表した。
患者は英スコットランド・グラスゴー在住のポーリーン・カファキーさん(39)。12月29日に診断を受け、英国内でエボラ熱感染が確認された初の患者となった。ロンドンのロイヤル・フリー病院に入院したが、今月3日の時点で重体と発表されていた。
同病院によれば、カファキーさんは依然として隔離されているものの、重篤な状態は脱したとみられる。
病院側は12月31日、カファキーさんが回復患者の血清や実験薬による治療に同意したと述べていた。
カファキーさんはシエラレオネで非政府組織「セーブ・ザ・チルドレン」のエボラ熱治療センターに約6週間勤務し、帰国直後に発症した。同組織はカファキーさんが感染した経緯などを詳しく調べている。