ボコ・ハラム、チャドに初の越境攻撃 住民ら5人死亡
(CNN) アフリカ北部チャドの治安当局筋や国連機関などは13日、隣国ナイジェリア北部に拠点を築くイスラム過激派「ボコ・ハラム」が同日未明、チャド湖岸にある漁村を襲撃し、一般住民4人と兵士を殺害したと述べた。
ボコ・ハラムによるチャドへの越境攻撃は初めてとみられる。
同過激派はこの数時間前、ナイジェリア北東部のマイドゥグリ市近くで2カ所の村落を攻撃、村民ら21人も殺害していた。
国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)もチャド内での襲撃情報を得て、被害の概要の把握に努めている。数千人規模の住民が避難を強いられたという。ボコ・ハラムの戦闘員約30人がボートに分乗して襲ったとしている。死者の中には地域指導者も含まれるという。