NZ、イラクに非戦闘要員を派遣へ ISISの脅威に対抗
労働党のリトル党首は、派遣される部隊が戦闘に巻き込まれないという保証はなく、さらには海外へ渡航するニュージーランド人も危険にさらされると主張した。
緑の党のノーマン党首は、「首相は民意の裏付けがないまま、他人の戦争にわが国を引きずり込もうとしている。わが国と国民をわざわざISISの標的に仕立てるようなものだ」と述べた。
ニュージーランドファースト党のピーターズ党首は、首相がかつてイラク派兵の可能性を否定していたことを指摘し、「重大な転向だ」と非難した。
キー首相は「このような訓練任務には危険が伴う。軽率に下した決断ではない。できる限りの安全確保を要請している」と強調した。
首相によると、派兵はイラク政府の要請を受けて決まった。オーストラリアと共同の任務になる可能性が高く、9カ月後には閣議での見直しを予定している。