トルコ渡航の英少女3人、すでにシリア入りか
出発の数日前、少女3人のうち少なくとも1人は、2013年にシリアへ渡った英スコットランドの女性、アクサ・マフムードさんとソーシャルメディア上で接触していたとみられる。
マフムードさんは現地でISISに加わり、ソーシャルメディアを通じて若者らの勧誘を図ってきたとされる。マフムードさんに対しては家族から、「イスラムをゆがめる邪悪な行為」を非難する声明が出された。
家族は一方で、英当局はマフムードさんのソーシャルメディア上の発言を監視しているにもかかわらず、少女らとの接触に介入できなかったと批判した。
未成年の3人が同伴者なしで何の質問もされず、トルコ行きの便に搭乗できた経緯にも疑問が残る。
トルコとシリアの国境はかねて警備が難しいことで知られ、密輸業者やクルド人勢力が不法越境を繰り返していた。11年にシリアが内戦状態に陥ってからは特に、外国から同国へ流れ込む志願兵の主要ルートとなっている。