野党指導者の追悼に数千人、政権批判で陰謀説も ロシア

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プーチン氏批判の急先鋒ネムツォフ氏、モスクワで射殺

モスクワ(CNN) 27日に殺害されたロシアの野党指導者ボリス・ネムツォフ元副首相の追悼集会が1日にモスクワで開かれ、集まった数千人が同氏をしのんだ。

この日は本来、ネムツォフ氏の主導でロシアの対ウクライナ政策を批判する集会が開かれるはずだった。

同氏が率いていた野党、国民自由党の幹部によれば、ロシア当局は当初、1日の集会を野党集会とみなして許可しない方針だったが、追悼集会としての開催を認めたという。

ネムツォフ氏はプーチン大統領を声高に批判していた人物で、大統領府の近くを連れのウクライナ人モデルと歩いているところを何者かに銃撃され、殺害された。

同氏の死を巡ってはさまざまな陰謀説が飛び交っている。ウクライナ国営通信によると、ポロシェンコ大統領は2月28日、「ボリス(ネムツォフ氏)はウクライナにおけるロシア軍の関与を裏付ける強力な証拠を公表しようとしていた。それを非常に恐れる者がいた」と語り、ネムツォフ氏がロシアの国益に反する情報を暴露しようとしていたとの見方を示した。

ロシア連邦捜査委員会によると、犯行に使われたのはロシアで製造されたマカロフのピストルと見られ、現場からは9ミリの薬きょうが見つかった。

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