ISIS、アッシリア人の人質を一部解放
(CNN) シリア北東部で少数民族アッシリア人のキリスト教徒がイスラム過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に拉致された問題で、人質のうち少なくとも19人が解放されたことが分かった。
英国を拠点とする非政府組織(NGO)「シリア人権監視団」のラミ・アブドルラフマン代表が1日に語った。同氏はシリア国内で活動する人脈から情報を得ているという。
ISISは先週、シリア北東部ハサカ県で複数の村を襲撃し、アッシリア人のキリスト教徒220人以上を拉致していた。シリア人権監視団は2月28日、アッシリア人司令官の話として、ISISの司法機関を名乗る組織がこのうち29人の解放を命じたと伝えていた。
スウェーデン・ストックホルムに拠点を置く「アッシリア人権ネットワーク」は、拉致されたアッシリア人が少なくとも262人に上るとの見方を示している。