エアアジア機墜落 大規模捜索が終了、まだ行方不明者も
(CNN) 格安航空大手エアアジアの旅客機が昨年末、インドネシア沖のジャワ海に墜落した事故で、同国の捜索救助庁は、現場の海域で行っていた大規模な捜索を3日で打ち切ったと発表した。
乗客乗員162人を乗せたエアアジア8501便は、昨年12月28日にインドネシアからシンガポールに向かう途中で管制塔との連絡が途絶え、ジャワ海に墜落しているのが見つかった。
一帯の捜索でこれまでに100人の遺体が回収された。このうち3日までに94人の身元が判明、残る6人の遺体はまだ病院に安置されている。
先月下旬に引き揚げられた機体の胴体部分は2日にジャカルタの港に運ばれた。
インドネシア捜索救助庁のスリスティヨ長官は、大規模な捜索の打ち切りを決めた理由について、過去1週間、遺体が発見されなかったと説明している。
あと1週間は態勢を縮小して、船舶3隻で潜水などの捜索活動を続ける方針。それ以降は完全に捜索を打ち切る予定だという。