ケニアの大学に襲撃、30人負傷 アルカイダ系が犯行声明
銃声を受け、学生らが寮周辺などで身の隠し場所を求めて逃げ惑うパニック状態となった。地元紙記者は同大の学生約300人がケニア軍の拠点に逃げ込んだと述べた。
武装集団の人数は不明。ただ、ナイロビのブロガーは10人以上との数字に言及。襲撃犯は軍服めいたものを着込んでいたとの見方を示した。また、モスク(イスラム教礼拝所)を包囲して襲撃したとも伝えた。
ケニアの軍事介入に反発するシャバブは2013年9月、ナイロビの大規模ショッピングセンターを襲い、買い物客ら67人を殺害する事件も起こしていた。
ケニアの米国大使館は先月、シャバブ幹部の死亡を受けケニア全土で近い将来、テロ攻撃が発生する可能性を警告。攻撃が起きる場所について特定の情報はないとしながらも、在留の米国人に対しテロへの注意を喚起していた。
事件が起きた大学は2011年の創立で、ガリッサ地域では唯一の公立大学となっている。同大の公式サイトは学生総数には触れていないが、開校後の最初の2年間での2クラスの学生数は400人以上と伝えた。