イランで拘束の米紙ジャーナリスト、スパイ罪などで裁判へ

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イラン当局に訴追されたジェーソン・レザイアン氏=Twitterから

イラン当局に訴追されたジェーソン・レザイアン氏=Twitterから

(CNN) イランで拘束された米紙ワシントン・ポストのジャーナリストが、スパイ罪など4件の罪で起訴されていることが分かった。担当弁護士が20日、明らかにした。

イランの首都テヘランでワシントン・ポストの支局長を務めていたジェーソン・レザイアン氏は、昨年7月にイラン当局に身柄を拘束されたが、具体的な容疑は公表されていなかった。担当弁護士はこのほど1時間半にわたり、同氏に面会したという。

同弁護士が出した声明によると、レザイアン氏はスパイ行為と反体制的な宣伝活動、敵対国家への協力、内政や外交に関する情報を収集して悪意ある人物に提供した罪に問われている。

ワシントン・ポストのバロン編集主幹はこれを「ばかげた卑劣な主張だ」と批判した。

米ホワイトハウスと国務省の報道官も「ばかげている」と一蹴(いっしゅう)し、イラン当局に同氏の即時釈放を求めた。

レザイアン氏は米国とイランの国籍を持つが、イランは制度上、二重国籍を認めていない。同氏の兄弟は19日、CNNの番組で、過去にイランで拘束された欧米人らと比べて拘束期間が2倍の長さに及んでいると指摘。本人も意気消沈していると訴えた。裁判は5月初めに始まる見通しだという。

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