ネタニヤフ首相、6週間かけて連立合意 イスラエル
エルサレム(CNN) 3月の総選挙で勝利したイスラエルのネタニヤフ首相は、連立交渉の期限まであと1時間に迫った6日夜、ようやく政権樹立に必要な各政党との合意にこぎつけた。今後1週間以内に国会の承認を受ける必要がある。
イスラエル・ラジオによれば、現地時間午後10時30分、極右政党「ユダヤの家」との合意が成立したという。
3月17日の総選挙(定数120)では、ネタニヤフ首相率いる右派の与党リクードが30議席を獲得し、最大のライバルであるシオニスト連合の24議席を抑えて勝利した。
だが連立合意をとりまとめるのには6週間かかった。新政権は右派政権となるとみられる。
連立政権は極右政党「わが家イスラエル」を含む67議席になるはずだったが、同党のリーベルマン党首は先ごろ、連立への不参加と外相辞任を表明。新政権の議席数はかろうじて過半数を超える61となった。
ネタニヤフ氏も61議席での政権運営の難しさを認めている。同氏はイスラエル・ラジオのインタビューでこう述べた。
「私にはイスラエル国家の支持が必要だ。61も悪い数ではないが、61以上ならもっといい。だが(新政権は)61でスタートだ」