パキスタンで各国大使ら乗せたヘリ墜落、7人死亡
イスラマバード(CNN) パキスタン北部で8日、各国の駐在大使らを乗せたヘリコプターが学校に墜落し、フィリピン大使ら7人が死亡、13人が負傷した。
パキスタン外務省によると、死者の中にはフィリピンとノルウェーの各大使2人のほか、マレーシアとインドネシアの各大使の妻2人と操縦士2人が含まれている。軍の報道官によると、負傷者は13人で、けがの程度はさまざまだという。地上にいた人に犠牲者が出たかどうかは不明。
各国外務省によると、負傷者の中にはオランダ、マレーシア、ポーランドの各大使がいるという。
パキスタン軍の報道官は、ヘリコプターは機械の不具合が原因で「不時着した」と述べた。
一方、反政府武装勢力「パキスタン・タリバーン運動(TTP)」の報道官は犯行声明を発表。TTPの構成員が携帯式地対空ミサイルでヘリを撃ち落としたと主張した。TTPはパキスタンのシャリフ首相を狙った作戦を計画。同首相はヘリに搭乗していなかったが、そのまま作戦を決行したという。