北朝鮮、人民武力相を公開処刑 軍行事で居眠りか
ソウル(CNN) 韓国の聯合ニュースは13日、国家情報院の話として、北朝鮮の玄永哲(ヒョンヨンチョル)人民武力相が反逆罪で処刑されたと伝えた。
国家情報院の報告によると、玄氏は4月30日ごろ、数百人の前で公開処刑された。射撃団が対空射撃用の銃で射殺したという。
処刑の理由として、玄氏が軍の行事で居眠りをしたことと、金正恩(キムジョンウン)第1書記からの指示を実行しなかったことが挙げられた。金第1書記が出した指示の具体的内容は明らかでない。
金第1書記は今年に入ってから4月末までに、約15人の政府高官の処刑を命じたとされる。
CNNが先週、平壌市内でインタビューした北朝鮮国家統一研究所のパクヨンチョル副所長は、これを「悪意に満ちた中傷」として否定する一方、反逆罪などによる処刑が行われている事実は否定せず、「敵性分子に対する追及や処罰、処刑はどの国にとっても当たり前のことだ」と主張していた。