ウクライナ東部で激しい戦闘 停戦合意後、最悪規模か
親ロシア派が樹立を宣言した「ドネツク人民共和国」の報道担当者はマリンカでの戦闘を確認。政府軍の挑発が戦端になったと主張した。ウクライナ軍は親ロシア派が握っているドネツク市の一部地区に夜通しで砲撃を加えたとも語った。
同共和国の国防相を名乗る人物は親ロシア派系の通信社に、マリンカを攻撃したことを否定。ロシア通信によると、ドネツク市長と自称する人物は、市内への攻撃で民間人4人が死亡、2人が負傷したと述べた。
欧州の外交官はCNNに、初期段階の情報は親ロシア派によるロケット弾などの重火器を用いたマリンカ攻撃を示唆していると指摘。ドネツクが夜通し、激しい砲撃を受けたとの報告もあると述べた。これらの攻撃が事実なら、停戦合意の極めて重大な違反に当たるとも語った。