シリア渡航の英少女2人、現地で結婚か

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今年2月にシリアへ渡航したとみられる英国の少女たち=ロンドン警視庁

今年2月にシリアへ渡航したとみられる英国の少女たち=ロンドン警視庁

(CNN) 英国から今年2月、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」に参加するためシリアへ渡った15~16歳の少女3人のうち、2人が現地で結婚したとみられる。英紙ガーディアンが親族の話として伝えた。

少女らの家族の弁護士はCNNに、報道内容をすべて確認できるわけではないと述べたうえで、2人がシリア国内で結婚したとの見方を示した。相手がISISの戦闘員かどうかは明らかでないという。

同弁護士によれば、少女のうち1人からは家族への電話で、もう1人からはソーシャルメディアを通じて結婚の報告があった。

3人は2月に突然姿を消した。ロンドンのガトウィック空港からトルコ航空機でイスタンブールへ行き、数日後に国境を越えてシリア入りしたとみられる。

現在はシリア北部ラッカに滞在中とされる。米軍主導の有志連合が最近、同市への空爆を開始してからは、ほとんど連絡が取れなくなっているという。

同弁護士は、結婚が事実だとすれば少女たちが今後もシリアにとどまり、英国へ戻らない可能性が高くなると指摘した。

少女たちのうち少なくとも1人はシリアへ向かう前に、英スコットランドから2013年に同国へ渡航した女性と連絡を取っていたとされる。この女性は現地で過激派組織の戦闘員と結婚し、後に続こうとする女性たちへのアドバイスをブログに書き込んでいた。

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