ナジブ首相、漂着の残骸は「不明マレーシア機のもの」
この結論は、フランスの航空事故調査局(BEA)やマレーシア、中国の調査団、オーストラリア運輸安全委員会(ATSB)が確認したとしている。
搭乗者の家族らは、遺体が回収され、同機に何が起きたのかが解明されるまで、この問題は決着しないと話していた。しかしオーストラリアが率いるインド洋の捜索で機体の残骸が発見され、フライトレコーダーが回収されない限り、捜査の進展は期待できない。
オーストラリアの当局は4日の時点で、レユニオン島での残骸発見を受けて捜索範囲の見直しや変更を行うことはないと表明。残骸が漂流して捜索を行っている海域から数千キロも離れた場所で見つかったのは、海流を想定した予想に一致していると指摘した。
レユニオン島ではスーツケースの残骸も見つかり、調査のためパリに送られた。ほかにもMH370便の残骸が漂着している可能性があるとみて捜索が続けられているが、オーストラリアのトラス副首相は、それほど多くの残骸発見は見込めないと話している。