ISIS、イラクでも化学兵器使用か 米軍の分析で判明
ISISによる化学兵器使用疑惑については、米政府が最近、シリア・ハサカの戦闘でマスタードガスを兵器として用いたことを裏付ける成分分析の結果を発表。ただ、使用量は少量で低濃度などとしていた。
ただ、ISISのマスタードガスの保有や戦闘に投入していることを示す証拠となっていた。ハサカで使われた同ガスは生成の際に生まれる「前駆物質」ともみられ、シリアのアサド政権が保持する化学兵器とは異なっていた。それだけ、ISISが独自に前駆物質などを入手し、製造したことをうかがわせる材料にもなっている。
キリア准将は米国防総省での会見で、シリアで化学兵器使用に関する他の情報は得ていないとも述べた。