米業者らの車列に自爆テロ、死者12人 カブール
カブール(CNN) アフガニスタンの首都カブールで22日、北大西洋条約機構(NATO)業務の請負業者らの車列を狙ったとみられる自爆テロがあり、少なくとも12人が死亡、66人が負傷した。
カブール警察の報道官によると、爆発は同日午後、カブール中心部のマクロラヤン地区で発生。容疑者は車に即席爆弾を仕掛けて自爆した。
死者の中には米国人業者3人が含まれているという。車列にはアフガン民間人も加わっていた。
保健当局の報道官によれば、死者のうち少なくとも1人は女性だった。さらに女性5人と子ども6人が負傷したという。
現場は、毎日多くの患者らが集まる民間診療所の前。道路は午後のラッシュで混雑していた。爆発の衝撃により、周囲にある数十世帯の住宅で窓ガラスが割れた。
反政府武装勢力タリバーンの報道官は、報道機関へのメールで犯行を否定した。
カブールの米大使館は、犯行を強く非難する声明を出した。
同市では先週、国際空港の入り口にある検問所付近で車爆弾が爆発し、当局者らによれば4人が死亡、15人が負傷した。タリバーンはこの事件で犯行声明を出していた。
今月10日には市内3カ所でテロが相次ぎ、警察学校の生徒27人や米兵1人を含む計50人以上が死亡。このうち2件についても、タリバーンが犯行を認めた。