印パ、カシミール地方で砲撃や銃撃戦 9人死亡、負傷者多数
インド・スリナガル(CNN) インドとパキスタンが領有権を争うカシミール地方で28日、両国軍の間で砲撃や銃撃戦が発生し、民間人9人が死亡、数十人が負傷した。両国とも相手が最初に攻撃したと非難している。
パキスタン軍は声明で、国内で6人が死亡、46人が負傷したとの被害を発表。インド軍は、自国の死者は3人、負傷者は8人としている。ただ、両国とも兵士の死者はいないとしている。
パキスタン側はパンジャブ州シアルコット市近くの村落が交戦の被害を受けたと指摘。インド側はジャム・カシミール州に着弾被害が出たと主張した。
両国は今週初めに安全保障問題に関する協議を予定していたが、パキスタン側代表のアジズ国家安全保障問題担当顧問がインドでカシミール地方の分離主義指導者との会談を想定していることが反発を買い、中止となっていた。