ジンバブエの国立公園でゾウ14頭が毒殺 象牙目的か
ナイロビ(CNN) ジンバブエ当局は8日までに、同国西部の2つの国立公園で計14頭のゾウが青酸化合物で中毒死していたことを明らかにした。
当局によると、死んでいたゾウの数はワンゲ国立公園で11頭、マトゥサドナ国立公園で3頭。ワンゲ国立公園では今年7月、人気を集めていたライオン「セシル」が米国人歯科医に射殺される事件が起きたばかり。
国立公園当局と警察はCNNに対し、容疑者5人が拘束されたと明らかにした。
国立公園当局者によれば、マトゥサドナ国立公園のゾウは故意に置かれたシアン化合物のついたオレンジの皮を食べて死んだとみられる。ワンゲ国立公園でも同じ毒物が混じった塩の塊が見つかった。
死んでいたゾウのうち、4頭の牙は取り去られていたが残りの牙は残されていた。何らかの原因で牙を切る作業を終えることができなかったものと関係者は見ている。
なかには若くて牙の生えていないゾウもいた。最も若い個体は生後3カ月だったという。