米、反体制派訓練を中断へ シリア内戦で戦略見直し
新戦略では、反政府勢力に訓練などを施す代わりに、反体制派の指導層に軍事的な支援を与える方向にかじを切る。米当局者によると、シリア北部の5000人あまりの穏健派反体制勢力に対し、弾薬や通信機器の供与などを行うという。
訓練などを通じてシリアの穏健派反体制勢力を強化する米政府の取り組みはこの数週間、強い批判にさらされてきた。5億ドル(約600億円)近くを投じたものの、訓練を完了した兵士は少数にとどまっている。
訓練中の者も含めた「新シリア軍」数百人は、このまま支援を受ける。ただ、プログラムの中断により、兵士の新規採用や新たな訓練は行われない見込み。