北朝鮮、来年5月に党大会 1980年以来
ソウル(CNN) 北朝鮮は、来年5月に朝鮮労働党の党大会を招集すると発表した。実現すれば1980年以来7回目の党大会開催となる。
今回の発表は朝鮮中央通信が10月29日に伝えた。80年の大会では、金正恩(キムジョンウン)第1書記の父、金正日(キムジョンイル)氏が後継者として登場した。しかし金正日氏が総書記に就任すると、党大会は開かれなくなった。
今回の開催の理由について、朝鮮中央通信は「党の要求を反映させ、革命を発展させる」と伝えている。
北朝鮮事情に詳しい韓国の大学の専門家は、金正恩体制の安定性を誇示する狙いがあるのではないかと分析。金第1書記が経済改革や新しい外交関係を発表する可能性もあると指摘した。
さらには軍から党への権限のシフトを反映する動きかもしれないと推測。「金正恩氏が『国防委員会』の制度を維持するのか、それともその機能を党に戻すのかが注目される」と話している。