欧州難民、10月だけで21.8万人流入 昨年の人数上回る
UNHCRの最新の統計によると、難民の出身国はシリアが64%を占め、アフガニスタンが約18%、イラクが6%、アフリカ北東部エリトリアが5%だった。
シリアから来た男性はCNNの取材に対し、路上に遺体が散乱する光景はもう子どもに見せたくないと話していた。
難民の多くは地中海を渡り、ギリシャ、マケドニア、セルビア、ハンガリー、オーストリアなどの国を経てドイツを目指す。ドイツは年内に100万人を受け入れると表明。ギリシャには1日に平均で6000人が漂着している。
これから冬に向かって寒さが厳しくなれば、ガレージや建設中の建物、動物用の小屋などで過ごす人たちは一層の窮状に追い込まれるとUNHCRの広報は指摘。「毛布やレインコートや食料が必要だ。低体温症になった人もいる」と訴えた。