ホテル襲撃の死者22人に、非常事態を宣言 マリ
各国の外務省や家族らによると、犠牲者の中にはロシア人6人と中国人3人のほか、教育政策についてマリ政府に助言していたイスラエル人男性(60)や、米国人とベルギー人各1人が含まれる。米国人女性はヒラリー・クリントン前国務長官の知人だった。
マリのアクバル通信によると、この事件でイスラム武装勢力「ムラビトゥン」が犯行声明を出し、アフリカ北部に拠点を置く「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」と共同で襲撃を実行したと主張している。
フランス国防相は、アルジェリアの武装集団と同集団を率いるモフタル・ベルモフタル容疑者が関与した可能性があると語った。
米国は今年6月、リビアでベルモフタル容疑者を狙った空爆を実施。リビア当局者は同容疑者が死亡したと述べる一方、米当局者は公には生死を確認していない。