「テロの証拠なし」、エジプトが中間報告 ロシア機墜落
エジプトの調査チーム責任者は14日の声明で、原因の調査は現在も続いていると述べた。
ロシア機は10月31日、シナイ半島のシャルムエルシェイクから飛び立ってまもなく墜落し、乗客乗員224人が全員死亡した。破片は現場から16キロ離れた場所まで散乱していた。
エジプトの責任者の声明によると、同機が搭載していたコンピューターは回収され、首都カイロへ送られた。遺体の状態についてはロシアからの調査報告を待っている。
チームは主に機長の訓練歴や病歴、機体の整備履歴などを詳しく調べているという。
墜落機の飛行記録装置(フライトレコーダー)を調べた欧州の調査チームは、偶然ではない爆発が墜落を引き起こしたとの見解を示したとされる。ロシアと英国はともにシャルムエルシェイク行きの航空機の運航を見合わせている。