プーチン大統領、「必要なら」先端兵器投入も シリア情勢
(CNN) ロシアのプーチン大統領は19日、軍事介入するシリア情勢に関連し、必要とあればロシアはより先端的な軍事力の行使に踏み切るとの考えを示した。
ロシア国営のスプートニク通信社によると、大統領府で開かれた治安機関職員との会合で述べた。
プーチン氏はこの中で、シリアでの作戦は効果的に進んでいるとし、ロシア陸軍、海軍と空軍はシリアで最新兵器を使っていると主張。その上で「それが我々の能力の全てではない。使っていない能力もあるし、必要な事態となったらそれを用いる」と語った。
プーチン大統領の今回の発言については、治安機関職員との会合が舞台だっただけに強気の姿勢をあえて示したとの見方も出ている。国連安全保障理事会は18日、約5年に及んでいるシリア内戦の政治的な解決策へ向けての国際努力を支持する決議を採択していた。
ロシアはシリアのアサド政権を支えるため軍事介入し、過激派「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の拠点などに空爆を加えている。