高速道路を勝手に解体、コンクリート片売却 ロシア
(CNN) ロシア連邦捜査委員会は16日までに、同国のコミ共和国にある連邦刑務所の管理職が高速道路の長さ約50キロ分の路面などに使われていたコンクリートの除去や売却を黙認していたとして逮捕したと発表した。
私腹を肥やすのが狙いだったとみられる。解体されたコンクリート片は7000個以上だったという。
逮捕されたのはアレクサンダー・プロポポフ容疑者で、自らコンクリートの除去には加わっていないとみられ、地方行政当局者などの共犯者がいる可能性もあるとして調べている。
犯行は2014年6月から15年8月にかけて行われていた。損害額は約600万ルーブル(約903万円)とされる。
プロポポフ容疑者は公的な地位を悪用しての公共資産横領の罪に問われている。