大統領宮殿近くで爆発、11人死亡 ISISが声明 イエメン
ISISはインターネットに犯行を認める声明を掲載し、戦闘員の1人が自爆したと主張した。
イエメンでは2015年1月、イランとつながりのあるイスラム教シーア派の武装勢力フーシが首都サヌアを制圧。ハディ大統領率いるイスラム教スンニ派政権は首都を追われ、アデンを拠点としている。
スンニ派が主流のサウジアラビア率いる有志連合は同年3月からフーシの拠点を狙った空爆を開始した。国連によると、この衝突で市民2800人以上が死亡している。
有志連合の空爆で昨年7月にフーシがアデンから一掃された後は、ISISやアルカイダ系の組織がテロを繰り返し、過去2カ月で政府関係者少なくとも32人が死亡している。